Googleが開発したプログラミング言語とは?
Googleが開発した「プログラミングへの取り組みやすさ」を意識したプログラミン言語が「Go」です。
ユーザー数はあまり多い言語では無く、「名前は聞いたことがある」という人も多いのではないでしょうか。
C言語を開発した「ケネス・レイン・トンプソン」がGo言語の開発に携わっていることも有名で、UNIX開発者として知られている「ロバート・C・パイク」が開発に携わっていることでも有名です。
それでは、「Go言語」のさまざまな使い方について見ていきましょう。
基本文法
変数
変数は次のように宣言します。
var 変数名 データ型 (例)var age int
または、
var 変数名 = 初期値 (例)var age = 25
定数
定数はconstを利用して定義します。
const 定数名 = 定数値 (例)const tax = 1.08
if
if 条件1 { //条件1が成立した時の処理 } else if 条件2 { //条件2が成立した時の処理 } else { //条件1・2が成立しなかった時の処理 } (例) score := 95 if score == 100 { fmt.Println("満点") } else if score > 80 { fmt.Println("合格") } else { fmt.Println("不合格") }
for
for 初期値式; 条件式; 変化式 { // 繰り返し処理 } (例) for i := 1; i < 10; i++ { fmt.Println(i) } ※「:=」は省略形式の変数宣言
配列
配列は次のように定義することができます。
var 配列変数名 [配列サイズ]データ型 (例) var scores [10]int scores2 := [...]int{57, 87, 54, 98, 78, 77, 85, 93}
配列の要素数を取得する場合は、「len関数」を使用します。
len(scores) //10 len(scores2) //8
スライス
配列は固定長のデータしか扱うことができませんが、「スライス」を利用することで、可変長配列を利用することができます。
var スライス変数名 []データ型 (例) scores2 := []int{57, 87, 54, 98, 78, 77, 85, 93}
スライスの要素数を取得する場合は、「len関数」を使用します。
len(scores2) //8
スライスは、「配列の情報を保持しているデータ」なので、配列データを管理するための仕組みとなります。
マップ
「マップ」は、他言語での「連想配列」と類似した機能を持っていて、「キー」と「値」をセットで格納することができます。
マップを定義する場合は下記のように書いていきます。
map [キーの型]値の型 scores := map [string]int (例) scores := make(map[string]int) scores["tanaka"] = 87 ※make関数を利用し、参照タイプの値を作成します。
構造体
Go言語では、「構造体」を定義することができます。
type 構造体名 struct { フィールド } (例) type Student struct { id int name string grade string } student := Student{id:1, name:'tanaka', grade:'A'}
Go言語では、他にもさまざまな機能が用意されていますが、実際にプログラムを書いて実行してみることで、Go言語の良さもわかってくるのではないでしょうか。
Go言語を手軽に実行できる、
というWEB実行環境があります。
Go言語の詳細なドキュメントは、
→「The Go Programming Language」
で見ることができます。