HTML5・Javascriptで作る『VR』ワールドとは?
ここ数年にわたって、さまざまなHMDが発売され、家庭でも「VR」を楽しめる時代になってきました。
これからプログラミングを学ぼうという人には「VRアプリを作りたい!」という人もいるのではないでしょうか。
今回は、近年のVR動向について見ていきたいと思います。
「WEB VR」で作るVRの世界とは?
「WEB VR」は、「HTML5・Javascript」を利用する「VR(virtual reality)」空間を作るための技術です。
コンピュータ内に仮想空間を作り、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の動きに合わせてスクリーンの画面も変化していきます。
既に「WEB VR」を利用した試験的なさまざまアプリケーションが発表されています。
現在はまだVR自体が普及途上のため、技術自体も発展段階と言えます。
WEB VRに関するフレームワーク開発も加速していて、既に、
など、さまざまな「WEB VRフレームワーク」が発表されています。
自分で作るとなると、「三角関数・行列・四元数」など専門的な数学知識が必要になりますが、フレームワークを使うことで、WEB VRが作りやすくなるというメリットがあります。
しかし、フレームワークに用意されている機能以外のことを行おうとするとプログラミングが途端に難しくなるなどのデメリットもあります。
HMD専用機はまだまだ高価であるため、スマートフォンでも利用できる「WEB VR」に対応することで、ユーザー増加が見込めるのではないでしょうか。
「WEB VR」の世界に触れてみよう!
VRを取り入れているWEBサイトも少しずつ増えてきていて、「面白法人カヤック」には、「カヤックVR部」というサイトがあり、360度のコンテンツを楽しむことができます。
GoogleもWEB VRコンテンツ制作に力を入れていて、「WEB VR EXPERIMENTS」で、さまざまなWEBコンテンツを公開しています。
「WEB VR」を起案したと言われている「Mozilla」が開発しているWEB VRコンテンツが「Mozilla VR」です。
現在開発されているコンテンツはほとんどのものが無料で楽しむことができ、スマートフォンで楽しめるものも多いため、スマホユーザーなら気軽にVRコンテンツを楽しむことができます。
ヘッドセットがない方でも、「ハコスコ」「Google CardBoard」など安価に手に入れられるスマホ用ヘッドセットケースも販売されていますので、スマホだけでも没入感のある本格的なVRコンテンツを楽しむことができます。
独自のVRコンテンツを作るためには「プログラミング能力・モデリング能力・3Dに関する数学知識」などを習得する必要がありますが、自分の「オリジナルワールド」をVRで作成してみるのも楽しいかもしれません。
これからもさまざまな新しいVRコンテンツが発表されると思いますので、今後の動向にも注視していきたいものです。