「プログラミング言語」って結局どれから学ぶべき?
年々、新しいプログラム言語がどんどん登場し、プログラムを学び始めることを考えている人は、「たくさんプログラム言語があり過ぎて何から学んでいいのかわからない・・・」という人も多いのではないでしょうか。
趣味でプログラミングを学ぶならどのような言語から学ぶのも自由ですが、「仕事で役に立つ」ということを考えるなら、「仕事で使える可能性の高いプログラム言語」を選択する必要があります。
それではどのようなプログラム言語が「業務でよく使われているのか?」を見ていきましょう。
どんなプログラム言語がたくさん使われているの?
実際の仕事では、どんなプログラム言語が多く使われているのでしょうか。
まず、プログラム言語全体でどのようなシェアになっているのかを調べていくと、
このサイトでは、
- C
- C++
- C#
とC言語関連が上位にきています。
しかし、日本の求人でC言語エンジニアの募集がダントツに多いわけではありません。
あくまで利用されている言語のシェアなので、「仕事で使われているか?」というのはまた別の観点から見ていく必要がありそうです。
そこで、就職・転職情報サイトやクラウドソーシングサイトで調べていくと、
- 約36% HTML・CSS
- 約28% PHP
- 約12% Javascript
- 約8% Python
- 約8% Ruby
- 約3% C
- 約2% basic
という結果になりました。(あくまで独自に案件数を調査した結果です。)
「HTML・CSS・Javascript」だけで、全体の8割に迫るシェアがあり、この3つは「WEBアプリケーション」開発で利用されているプログラム言語のため、WEBエンジニアになりたい方は「学ぶべきプログラム言語」と言えそうです。
しかし「HTML・CSS」は、プログラミング言語では無いため、「PHP・Javascript」を学ぶことを考えていく方が良さそうです。
「PHP」はサーバーアプリケーションの開発言語・「Javascript」はクライアントアプリケーションの開発言語なので、この両方を学ぶことで、WEBアプリケーションを作るスキルを身につけることができます。
「Javascript」を学ぶ方法
「PHP」と「Javascript」を学ぶ際に「どちらを先に学べば良いのか?」ということですが、「Javascript」を先に学ぶ方が学びやすいと言えます。
「PHP」はサーバー側のプログラムなので、サーバーアプリケーションなどのソフトウェアを別途用意する必要がありますが、「Javascript」はブラウザの中で動作するため、テキストエディタがあればすぐにプログラムを書いて動かすことができます。
「Javascript」のプログラムは、プログラミング学習サイトやプログラミングスクールで学ぶこともできますので、これからプログラマを目指す人は勉強してみてはいかがでしょうか。
「Javascript」は、HTMLの要素やCSSのプロパティを操作することで、WEBサイトにアニメーションなどの視覚効果を与えることができるため、「HTML・CSS・Javascript」は、セットで学ぶ方が良さそうです。
では、具体的にJavascriptで何ができるのかというと、
- ボタンクリックの検知
- 要素のドラッグアンドドロップ
- 2D・3Dグラフィックアプリの作成
- 非同期通信
- 画像のスライドショー
- VR(ヴァーチャルリアリティー)
など、WEBページにさまざまな機能を追加することができます。
高度な機能を実現するには、Javascriptライブラリなどの学習が必要になりますが、少しずつ学んでいくことで、Javascriptでさまざまな表現を付加することができるようになります。
「PHP」を学ぶ方法
「PHP」は、WEBアプリケーションを開発する際に広く利用されています。
お仕事の求人案件も多く、「就職・転職に有利なプログラム言語」ですが、WEBサーバーを介して使用される言語であることと、多くの場合、データベースを利用することになるため、データベースのソフトウェアなども準備する必要があります。
気軽にPHPを使ってみたい場合は、「XAMPP・MAMP」などのソフトウェアを利用することや、「Paiza」などの学習サイトでもPHPを実行することができます。
自分で実行環境を用意するには、サーバーソフトウェア・データベースソフトウェアの設定など、さまざまな知識が必要になりますが、これらを利用することで開発学習自体も行いやすくなります。
自社サービスなどを開発する場合は、「Perl・Python・Ruby」なども利用されるケースがありますが、「就職・転職・フリーランスになる」ということが目的であれば「PHP」が有利と言えそうです。
せっかく時間をかけて新しい技術を学ぶのですから、「習得しても利用するところが無い技術」より、「習得して活躍できる場のたくさんある技術」を学んでいきたいものですね。
「PHP」を学ぶことができる WEBサービス・プログラミングスクールも多数あり、「学習がしやすい環境が整っている」ことも大きなメリットとなっています。
サーバー側で動作する言語であるPHPは、サーバーに関する知識やネットワークに関する知識も必要となるため、学習に不安がある方は、プログラミング関連スクールへの入学を検討してみると良いでしょう。
プログラミングスキルは「一朝一夕」で身につくものでは無いため、計画立てて、コツコツとが学習を継続することが大切です。
一度身につけると、プログラミングは「一生使えるスキル」となりますので、「就職・転職」を有利に進めるための知識としても学習を検討してみてはいかがでしょうか。