スマホアプリの作り方を覚えよう!Androidアプリ開発編
スマートフォンが普及を始めて10年近く経とうとしていますが、今尚、トレンド開発の座を保続けているのが、「スマートフォンアプリ開発」です。
プログラマ人口も、市場の開発需要に対してまだまだ少ない状況にあり、これから増えていくと思われるスマートフォンアプリ開発を学ぶことは、ビジネス的観点からも重要ではないかと思います。
特に、Androidアプリはデバイスの普及台数が増加の一途をたどっており、これからも世界的に必要とされていく開発技術と言えるかもしれません。
それでは、Andorid OSの開発方法について見ていきましょう。
Androidアプリ開発環境
Androidアプリ開発は、Windows・MACなどさまざまなプラットフォームで行うことができますが、近年は「Android Studio」を使うことが主流となりつつあります。
以前は、「Eclipse」という統合開発環境が普及していましたが、Google社が独自に開発した「Android Studio」に開発環境が移行している過渡期であるとも言えます。
Andoridアプリを開発する際には「Java言語」の知識も必要となってきますので、Androidアプリ開発を行う前提知識として、Javaのプログラミングスキルが必要ですので、まだ、Javaを習得していない方は、先にJava言語を学習しましょう。
Java言語は、デスクトップ・WEB・スマートフォンなどの多種アプリの開発を行うことができるため、活用分野のかなり広いプログラミング言語です。
Androidアプリの開発方法では、他にも、「HTML・CSS・JavaScript」などのWEB技術を用いてアプリを開発する「ハイブリッド開発」という手法もあります。
一般的にJava言語でのAndroidアプリ開発を「ネイティブ開発」と呼ばれることもあるので、覚えておきましょう。
Andoroidアプリ開発に必要な知識
Android開発では、専門用語が出てくることも多く、言葉の意味を理解しておくことは、Androidアプリ開発をスムーズに学ぶために大変重要です。
これから、いくつかの基本的な開発用語について見ていきましょう。
Activity(アクティビティ)
ユーザーが操作する画面のことをAndroidでは、「Activity(アクティビティ)」と呼んでいます。
ちなみに画面に配置するボタンなどのさまざまな部品は、Activity(アクティビティ)で管理をしていきます。
上図は、Android Studioで画面を作成していくためのDesign Editorの画面ですが、スマートフォンの画面1つが1つのActivity(アクティビティ)に対応しています。
Widget(ウィジェット)
画面内に配置するするさまざまな部品のことを「Widget(ウィジェット)」と呼びます。
下図のように、ウィジェットには、ボタン・スイッチ・チェックボックス・ラジオボタン・レーティングバーなど数多くのものがあらかじめ用意されています。
他にもメニューを表示したり、時計を表示したりとユニークなウィジェットが多数用意されていますので、さまざまなウィジェットを配置しながら使い方を覚えていきましょう。
これらの部品は、Java言語を使用してプログラムから操作することができるようになっていますので、例えば、「ボタンを押した時に何かアクションを起こす」という場合は、プログラミングを行う必要があります。
Android Javaプログラミング
デザインとロジックを分けて開発を進めるというのが、近年の開発では一般化してきていますが、Androidでも、デザインはXMLでマークアップしながら作成し、ロジックはJavaで記述するという手法を採用しています。
Android OSの仕組みをある程度理解しておくことと、Java言語の知識が必要となってきますが、先述のウィジェットはJavaのオブジェクト(インスタンス)として扱えることができるため、Java APIと併用しながら開発を進めていくスタイルとなります。
例えば、文字を表示するためのテキストビューのインスタンスをデザインを定義したXMLファイルから取得するためのコードは次のようになります。
TextView tv = (TextView) findViewById(R.id.textView);
findViewByIdメソッドの引数にRクラス内部のリソースを管理するためのIDを指定するとテキストビューのインスタンスを取得することができます。
テキストビューに文字を表示したい場合は、setTextメソッドの引数に表示したい文字列を指定するとテキストビューに文字を表示することができます。
tv.setText("表示したい文字列");
Andorid独特の「作法」を覚えていくことで、Androidアプリの開発技術を身に付けていくことができます。
就職・転職を行っている方なら「セルフアピール」できるスキルとなるのではないでしょうか。