「Java言語」の「メソッド」の作り方を学ぶ
「Java言語」の「メソッド」は、他のプログラミング言語では「関数」に近い機能です。
複数の命令文をまとめて、名前を付けておき、後で名前を指定して処理を行うことができます。
それでは、「Java」の「メソッド」について学んでいきたいと思います。
「メソッド」の文法と作り方
まず始めに「メソッドの文法」を見ていきたいと思います。
「メソッドの文法」は、
アクセス修飾子 戻り値のデータ型 メソッド名(引数) { メソッドの処理 return 戻り値 }
のようになります。
次に「引数」と「引数と戻り値」があるパターンのメソッドを見ていきたいと思います。
「引数」のあるプログラム
「引数」があるプログラムを作ってみると、
//メソッドの作成 public static void test(String data) { System.out.println("data=" + data); } //メソッドの実行 test("サンプルプログラムだよ");
のようになります。
このプログラムを実行すると、
data=サンプルプログラムだよ
と表示されます。
「test」メソッドの「data 引数」に「文字列」を渡していますが、「引数」は「カンマ」で区切って複数渡すこともできます。
例えば、
//メソッドの作成 public static void test(String data1, String data2) { System.out.println("data1=" + data1); System.out.println("data2=" + data2); } //メソッドの実行 test("サンプルプログラムだよ1", "サンプルプログラムだよ2");
のように2つ以上の「引数」を渡すことができます。
このプログラムを実行すると、
data1=サンプルプログラムだよ1 data2=サンプルプログラムだよ2
のように表示されます。
「戻り値」のあるプログラム
「戻り値」は、「メソッド」内の値を「メソッド外」で利用できる仕組みです。
プログラムを書いてみると、
public double poundToKg (double pound) { return pound * 0.453; }
のようになります。
このメソッドでは重さの単位である「ポンド(pound)」を「キログラム(kg)」に変換して、戻り値として返しています。
このプログラムを作ってみると
double pound = 12; double kg = poundToKg(pound); System.out.println(pound + "ポンドは約" + kg + "キログラムです。");
のようになります。
このプログラムを実行すると、
12.0ポンドは約5.436キログラムです。
のように表示されます。
メソッドの種類
「メソッド」には、先ほど紹介した「自分で作って利用するメソッド」と「Javaが用意してくれているメソッド」の2種類があります。
例えば、これまでにも利用してきた「System.out.println」メソッドは、「Javaが用意しているメソッド」です。
Java API
現在利用しているのは、「Java SE(Oracle JDK)」というソフト?なので、「Java SE API」のメソッドが使えるとのことでした。
「Java」をきちんと使えるようになるためには、プログラミング以外の仕組みについても学ぶ必要がありそうです。
あと、別のプログラム言語の学習でも出てきた「クラス」の理解を進めていくことも大切ですね。
「クラス」を学んでからだいぶ時間が経っているので、もう一度勉強しなおしていきたいと思います。
「Java API」の中には、「便利なメソッド」がたくさん用意されていますので、少しずつ使い方を身に付けていきたいと思います。
先輩に「java.utilの中のクラスのメソッドは何も設定しなくてもすぐに使えるから」と教えてもらいましたので、「クラス」について学んでから、いろいろなメソッドを試してみたいと思います。