こんな方法もあるの!?プログラミングで稼ぐ方法とは
プログラミングを学んで「副業をして稼ぎたい!!」「今より給料の高い職種に転職したい!!」と、日々プログラムの学習を進めている方も多いのではないでしょうか。
今回は、習得した「プログラミングスキル」を活用して「収益を発生させる方法」にはどのようなものがあるのかご紹介していきたいと思います。
「具体的な目標」があると、プログラムの学習にも「熱」が入ると思いますので、ご自身で取り組んでいきたい「稼ぎ方」を発見してみてください。
プログラマとしての「働き方」を大別すると、
- 経営者
- 従業員
の2つがあります。
「経営者」は「取引先(顧客)」から、「プログラミングの業務」を受託し、収益を上げていったり、独自の「ソフトウェアパッケージ・WEBサービス・スマートフォンアプリ」等を開発して収益を上げていきます。
一方、「従業員」は「会社」に所属し、「社内業務」として「プログラミング」を行い、会社全体の収益を上げていきます。
これらの2つの「働き方」には、それぞれ「メリット」も「デメリット」もあります。
業務選定の自由度
「経営者」として業務を受託する場合は、「受託するかどうか」は、経営者に裁量があります。
「受託金額」や「受託内容」によって受託の判断することになりますが、「契約に関する法律」に関する知識が無いと「不利な契約」を結んでしまう危険性もあり、「商法に関する知識」も身に付けておくことが大切です。
「プログラムを書けるけど、商法に関する知識が無い」という場合は、先に商法などの契約に関する知識を身に付けるようにしましょう。
作成したプログラムに対する「著作権」などの権利についても理解しておく必要があります。
「従業員」として、プログラミングを行う場合は、会社から指示されたプログラミング業務を行うことになり、自分で仕事を選ぶ権利はありません。
しかし、商法などの「契約に関する知識」を求められる事は無いため、プログラミングだけに専念することができます。
また、会社で用意された「IT機器」や「学習図書」を利用できるなど、さまざまなメリットもあります。
「経営者」になりたい方は、プログラムを学んですぐに「経営者」になるのは難しいため、「従業員」となりさまざまな経験を積んで「経営者」となることが多いのではないでしょうか。
収入を左右する要因と安定性
「経営者」の収入を、「事業収益」から「経費+税額」を差し引いたものと考えると、
- 事業収益を上げる
- 経費を抑える
- 節税する
などの方法によって「経営者」の収入を上げることができます。
「経営者」は、さまざまな「収入を左右する要因」をコントロールしながら、「収入」を上げていくことができます。
しかし、計算通りに事業が進まず、思った収入を得られないというケースも多々あり、「経営者の才覚」が問われる部分でもあります。
一方、「従業員」の場合は「固定給+能力給」という給与ケースを考えると、収入を増やすためには、
- 残業を増やす(残業代の獲得)
- 昇進を目指す(昇進による昇給)
- 資格を取得する(資格手当の獲得)
などの方法が考えられます。
「経営者」の収入は、「事業環境の変化」によって左右されるため「不安定」ですが、「従業員」として働いて収入を得ている場合は、「会社」に所属している間は「安定」しています。
プログラマの中でも「会社に所属して働いている方が自分に合っている」という方もいますし、「自分で事業を行いたい」という方もいますので、自分にとって「どちらの働き方が合っているか?」をよく考えて決めることが大切です。
「従業員」の働き方のパターン
「従業員」として働く場合に、よく話題に上がるのが「自社開発案件」に携わるのか「SES(System Engineering Service)」で、「労働力のみを提供する働き方」のどちらがいいのか?ということです。
「自社開発」の場合は、プロジェクトのケースによっては、「パートナー企業」と協力して開発することもありますが、社内の「先輩・同僚・後輩」とともに、システムの開発に取り組むことが多いと思います。
いずれにしても自社のプロダクトの開発を行っているため「共通の目的」に向かって「方向性の共有」も行いやすいのではないでしょうか。
一方、「SES」では、所属会社の取引先に常駐する形でシステム開発業務を進めていきます。
「プロジェクト」が完了すると、所属会社に戻り、また新たな「プロジェクト」が発生すれば、また別の「システム開発現場」で開発業務を行うという繰り返しになります。
さまざまなシステム開発現場で経験を積みたいという方には「SES」が向いているのではないでしょうか。
一方、職場や携わる人々が頻繁に変わってしまうのが自分には合わないという方は「自社開発」を選ぶ方が合っていると思います。
「稼ぎ方」のパターン
プログラムを書いて収益を上げていく方法には、さまざまな方法がありますので、ご紹介していきたいと思います。
受託開発
取引先から「システム開発」を請け負って、収益を上げていく方法が「受託開発」です。
「従業員」として会社に勤めてシステム開発経験を積んでいき、その経験を活かして「受託開発」を行っていきます。
- 単価交渉
- 契約
- 開発
- 納品
- アフターサービス
- 売上金の回収
のようなフェーズで受託業務を行っていきます。
「経営者」として、受託した場合は、例えば「個人経営者」であればこれらを全て自分で行う必要があります。
一方「法人」の場合は、それぞれの担当部署や担当人員が分担して行っていきます。
「従業員」の場合は、基本的に「担当部分」のみを行うため、プログラマの場合は、「開発」フェーズを担当することになります。
WEBサービスの運営
自分で「新しいWEBサービス」を企画し開発を行って、WEBサービスを運営しながら収益を上げる方法です。
「経営者」として「新しいWEBサービス」を開発し事業化していくというパターンや「従業員」として働きながら、休日や余暇時間を利用して「副業」として「新しいWEBサービス」を企画・開発し、運営していくパターンもあります。
ただし、「1人」で全てを行うことはあまり現実的ではありません。
WEBサービスで行うことを挙げてみると、
- 企画
- 開発
- サーバー構築・運用
- マーケティング
- メンテナンス・改修
- 新規追加機能の開発
- 収益管理
など、行うことは多岐に渡るため、複数人で「WEBサービス」を開発していくことで作業量も分担され、スムーズにWEBサービスの運営を行っていくことができます。
そして、WEBサービスの中に課金要素を作り収益を上げていきます。例えば、
- 会員費・サブスクリプション
- 追加機能課金
- グッズ販売
- 広告
などの方法があります。
WEBサービスの場合は受託開発と異なり、「収益」を得るまでに時間がかかり、さらに先行投資が必要となるため、長期的かつ継続的に業務を行っていくことが必要になります。
そのため、「目標の設定とスケジュール管理・資金管理」などを適切に行うことが、WEBサービスを成功させる上で大切になってきます。
スマートフォンアプリ
「iPhone」や「Android」などの「スマートフォンアプリ」を開発し、アプリによって収益を上げる方法があります。
アプリの種類もさまざまなものがあり、
- コンテンツ(画像・動画)アプリ
- ユーティリティアプリ
- ゲームアプリ
- ラーニングアプリ
- SNSアプリ
など、多岐に渡ります。
「iPhone」のアプリ開発では、「Objective-C言語」または、「Swift言語」を利用しますが、現在は「Swift言語」を利用した開発が主流となっています。
一方、「Android」のアプリ開発では、「Java言語」または「Kotlin言語」を利用しますが、現在は「Kotlin言語」を利用した開発が増加傾向にあります。
「Android」アプリは、「Windows」または「MAC」のどちらでも開発が可能ですが、「iPhone」アプリの場合は「MAC」が必要となります。
それぞれのアプリは、「iPhone」の場合は「App Store」、「Android」の場合は「Google Playストア」で公開することになりますが、それぞれのストアで審査があります。
「App Store」は審査が厳しく、審査期間も長いのですが、「Google Playストア」は審査が短く、審査内容も厳しくないことが特徴です。
一方、「iPhone」のスマートフォンは「Apple社」から販売されたものしかありませんが、「Android」のスマートフォンはさまざまなデバイスメーカーがスマートフォンを製造・販売していることもあり、「Android OS」を独自にカスタマイズしているケースもありますので、アプリのデバイスへの適合が難しい場合もあります。
スマートフォンアプリで、収益を上げる方法は、
- 有償ダウンロード
- アイテム課金
- コンテンツ(画像・動画・マガジン等)課金
- サブスクリプション
- 広告
などがあります。
ただし、「Apple」「Google」などに手数料を支払う必要がある課金形態もありますので、実際の「手取り金額」は実際の売上よりも減ってしまいます。
アプリは「アイデア勝負」という部分も大きく、ユーザーの「隠れたニーズ」を満たしたり「新しい生活スタイル」が実現するアプリの需要が高いのではないでしょうか。
必ずしも「複雑な機能」を多数実装しないと実現できないわけでは無いため、アプリ開発を学び始めて数か月でアプリをリリースし、収益を上げている人たちもいます。
FXトレードプログラミング
FXで「自動取引」を行うプログラムを開発することで収益を上げる方法が「FXトレードプログラミング」ですが、「為替」などの金融の知識も必要になってきます。
この分野でのプログラム開発には、
- AI(人工知能)
- MT4(エキスパートアドバイザー)
などがあります。
「AI(人工知能)」用のプログラム開発は、まず「AI(人工知能)」に関する技術と知識の習得が必要なため、習得にも時間がかかり、内容も難解なため、自分で「AI(人工知能)プログラム」を作ることはかなりハードルが高い方法だと言えます。
方法を知りたい方は、
→「3時間後の為替を人工知能で予測する「FXトレードプログラミング」」
をご覧ください。
この記事では、「Recurrent Neural Network(リカレントニューラルネットワーク)」という方法で、為替予測を行う方法が紹介されています。
価格変動がある「株」なども、「Recurrent Neural Network(リカレントニューラルネットワーク)」で予測することができますので、さまざまな分野で応用できるのはないでしょうか。
ただし、「本当に結果が出せるか?」はわからないため、試行しながら取り組んでいくことが不可欠です。
そのため、「メイン」の事業として取り組むにはリスクが伴う方法でもあり、「セカンド・サードインカム」を作る目的で始めるほうが安全だと思います。
「MT4」は「エキスパートアドバイザー」機能で、プログミングしたパターンを元にトレードを行う方法です。
こちらの内容についても、
に書いていますので、ご覧いただければと思います。
「MQL言語」というあまり聞きなれない言語でプログラミングを行っていきますが、「C言語」に類似した記法のため、「C言語」になれている方はプログラムを作りやすいのではないかと思います。
プログラミング教育
プログラミングの経験を積んで、「人に教えられる」くらいのレベルに成長すれば、「プログラミング」を教えることで、収益を得ることができます。
例えば、
- プログラミングスクール
- 専門学校
- 大学・大学院
など、「プログラミングを教えている教育機関」は多数あり、「講師・アドバイザー」として働くことで収益を得ることができます。
ただし、「プログラミング」に加えて「プログラミングを教育する能力」が求められます。
「知っていることをただ話せばいい」というわけでは無く、「何につまづいているのか?」や「どのように教えると理解が進みやすいのか?」なども考えながら教えていく必要があります。
まとめ
ここまで、さまざまな「プログラミングで稼ぐ方法」について見てきましたが、数年・数十年前と比較すると、以前は存在しなかった新しい「収益化」の方法が登場しています。
これからの数年・数十年でも、新しい技術の登場とともに「稼ぎ方」も変容していくと思いますので、時流に合った需要のあるスキルを身に付けることで、「収益を得る機会」も増えていくのではないでしょうか。
そのためにも、日々最新の「技術動向」について幅広い知識を得る必要があり、「需要のある技術」を見極めていくことで「将来の収益」が向上する可能性が、より高まっていくのではないでしょうか。